総評

今回のオーディション、色んな意味で新しい試みでした。

自分でキャラの台詞を考える、これは難しかったと思います。与えられた台詞からキャラを把握して演技イメージを固める、のがセオリーなので。
収録現場で良い意味で制作の解釈を超えたキャラに出会える事があって、今回もそういった出会いに期待して、この形式としました。その結果、本当にたくさんの魅力的なエルドバとスラヴェイアに会う事ができました。

観客の前でプロと掛け合い演技は正直、応募のハードルを上げたと思います(笑)
別に意地悪がしたかった訳とかではなくて、観ている人も楽しめるモノにしたくて、朗読劇風にしました。ゲーム内でキャラが話す時は、プレイヤーなり仲間なり誰かしらに話しかけているシーンがほとんどですし、この形式の方が演じているキャラの魅力が直接伝わるとも考えたんです。

グランプリ獲得者は事務所への所属確約ですが、これは本当にスペースクラフト様には感謝の言葉しかありません。ただゲームキャラに1回ボイスを当てて終わりじゃなくて、もっと先のロードマップを敷いてあげたいと考えていたので。挑戦する価値のあるオーディションにできたと思っています。

そして、グランプリに見事輝かれた愛崎さん、井上さん。本当におめでとうございます。キャラストでの声優デビュー、それから声優として活躍されるお二人の姿を今から楽しみにしています。収録現場でまたお会いしましょう。

今回惜しくもグランプリを逃したファイナリストの皆さま。観に来ていただけた方にはもちろん、画面越しに見られてる方にもちゃんと皆さまの頑張りは届いていたと思います。声優への夢は諦めず、今後も頑張ってください。

最後に、本オーディションに関わった全ての方。本当にありがとうございました。
これからも「みんなとつくる」をコンセプトに様々な施策を展開していきます。今後とも「CARAVAN STORIES」をよろしくお願いします。

CARAVAN STORIES 運営/広報ディレクター
川俣 俊介